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仕事の報酬とは何か2

2016年1月29日 金曜日

 最近、田坂広志さんのお名前を耳にする機会が多くあり、昨日、過去記事から田坂さん関連の記事を紹介しました。
今日も田坂さん関連の過去記事紹介です。

 今日は、2013年1月27日の「仕事の報酬とは何か」を再掲します。

 小樽商科大学出身で現在、東京大学大学院教授である高橋伸夫先生は「虚妄の成果主義」(ちくま文庫 2010年 740円+税)の文庫版への補論で「仕事の報酬は次の仕事」といっています。

 報酬としての次の仕事は今の仕事よりより大きな仕事を。大きな仕事とは、より大きな成果がだせるような大きな予算がついた仕事、また、より多くの部下を使うべく昇進を伴った仕事です。

 つまらないどうでも良い仕事から始まり、仕事の様子をみながら、どの仕事なら任せられるかを見極めていく、そんな様子が書かれています。

 一方、ずばり「仕事の報酬とは何か」(PHP文庫 2008年 476円+税)というタイトルの本も出されている田坂広志さんは、仕事の報酬を次の4段階ととらえています。

・仕事の報酬は給料である
・仕事の報酬は能力である
・仕事の報酬は仕事である
・仕事の報酬は成長である

 給料は説明不要ですが、仕事をすると今までできなかったことができるようになる、つまり「能力」が身につく。またそうなれば、今までさせてもらえ てなかった「仕事」をさせてもらえる。給料や仕事は無くなるかもしれないが、このように「成長」してきたという過程は決して失われることのない報酬であ る、と田坂さんは説明します。
(「仕事の思想」(PHP文庫 2003年 533円+税)より)




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小椋, 俊秀 (2014-08-18)
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組織の3要素 その2

2015年5月18日 月曜日

 「共通目的」、「協働意志」、「コミュニケーション」、この3つがC.I.バーナードが提唱した組織の3要素だと、昨日紹介しました。

 「虚妄の成果主義」などで有名な東京大学大学院の高橋伸夫教授は、以前、小樽商科大学100周年記念特別講座で、次のような例をつかってこの3要素を説明されました。

 駅のホームから線路に人が落ちたのを見た友人同士が、落ちた人を助けようという「共通目的」を持ち、お互いの「コミュニケーション」で、1人が線路に下りて落ちた人を助け起こし、もう1人がホームから引っ張りあげるという活動をしようと決め(「協働意志」)、実行する。

 組織の3要素を持った二人の行動は組織的な行動ということになります。

 さて、経営学でいう組織とは、ボランティア組織や宗教団体、役所など会社ではない組織も含まれます。
会社という組織を考えた場合、バーナードの組織の3要素で良いでしょうか?

 ボランティア活動と会社で仕事をする違いを説明するには、上記の3要素だけでは説明できないでしょう。




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第37回 研究報告会開催のお知らせ

2014年8月9日 土曜日

 小樽商科大学大学院博士後期課程に入学した年の7月から、毎月、研究報告会というものを開催しています。
入学初年度の前期は取りたい授業の開講がなく、初めて受けた授業が小樽商大百周年事業のひとつ、東京大学の高橋伸夫教授(小樽商大出身で私が所属していたゼミの先輩にあたります。)の夏季集中講義でした(学部生の授業なので単位にはなりませんでしたが・・・)。そんな授業の準備を含めて経営学の復習をしはじめたのがその頃で、勉強してみるとけっこう経営に役に立つという思いがつのり、普段そのような勉強とは離れている経営者向けに、「経営に役立つ経営学のお話」ということで始めたのが「研究報告会」です。

 ちょうど3年たった先月のから「経営の原理原則」というシリーズとし、今までの3年間の内容を含め、経営の大事なところを再度確認しようということで、先月は「経営指針共有の意義と方法」、そして今月は「経営指針と従業員」というテーマで、経営指針(経営理念、経営方針、経営計画)を推進するうえで、従業員の果たす役割、そしてどのように従業員を参画させるのか、近年の中小企業研究や、北海道中小企業家同友会経営指針委員会や地区会での経験、盛和塾での学び、今春から弊社で行った経営計画研究会から得られたことなどからお話する予定です。

 テーマに興味のある方ならどなたでも受講できますので、ご希望の方は下記の詳細よりお申込ください。
(受講料は無料です)

日時:8月22日(金) 18:15〜19:45
場所:小樽商科大学札幌サテライト 中講義室
(札幌市中央区北5条西5丁目 SAPPORO55ビル3F)
詳細はこちらをどうぞ http://www.thinkweb.co.jp/misc/140822seminar.php




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経営計画研究会のご案内
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労賃給与計算システムのご案内
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「営業をマネジメントする」を読む 1.第24回研究報告会のご案内

2013年6月26日 水曜日

 一昨年4月に小樽商科大学大学院博士課程に社会人入学しましたが、最初の半年は取れる授業がなく、最初に受けた授業は学部生用の夏季集中講義、小樽商大の出身の東大大学院教授の高橋伸夫先生の授業をもぐりで受けました。(先生の許可は頂きました。)
ですから、大学院で授業を受けたのは一昨年の8月からということになります。

 それと同じ時期に始めたのが研究報告会「経営に役に立つ経営学の話」です。
大学院の学びの中で、これは実際の経営に役立つ、経営者がしっておくべきことだとおもったことを毎月お話しています。
それが来月7月の開催で24回目となり、満2周年となります。
(7月研究報告会のご案内 http://www.thinkweb.co.jp/misc/13071319seminar.php )

 7月の研究報告会では、「営業をマネジメントする」(石井淳蔵 岩波現代文庫 2012年 1071円)を題材にし、どのように営業の仕組みを作っていくのか、また、その仕組みをカイゼンしていくのかを考えます。
実は大学院での授業は昨年度で単位を修了し、今年の春からは授業を受けていません。
この本を取り上げたのは、経営には経営理念に裏打ちされた経営計画が必要であり、その経営計画の主幹をなすものが営業計画で、その計画立案のためには「営業」という行為をどう組織の仕組みとして組み込むかが大切だと考えたからです。

 7月の研究宝庫会は以下の要領で開催します。
日時 1回目 7月13日土曜日 10:15-11:45  2回目 7月19日金曜日 18:15-19:45
会場 小樽商科大学札幌サテライト (札幌駅西隣、紀伊国屋の入っているビルSAPPORO55ビルの3階)
受講料は無料ですので、興味のある方は上記リンクの案内より、ファックスまたはメールでお申込ください。




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最近あらためて大事だと思うこと 4.日本における働くことに関する考え方の変化

2013年3月7日 木曜日

 今週は、百田尚樹「海賊と呼ばれた男」より、”徳三郎は鐵三を含む八人の子供たちに「一生懸命働くこと」「質素であること」「人のために尽くすこと」の三つを厳しく教え込んだ。”、という一節を紹介しています。
従来、日本人の持っていた「一生懸命働くこと」「質素であること」「人のために尽くすこと」という考え方が、どうして変わってしまったのでしょうか?

 私の兄弟子である(勝手にそう呼んでいます)、小樽商科大学の同じゼミ出身で現在東京大学大学院の教授をしている高橋伸夫さんは学生時代何度も「経済学とは何だろうか」(佐和隆光、岩波新書、1982年、480円+税)を読んでいたそうです。
その本では「経済」についてこう書かれています。

 「われわれがその全体像を描こうとしている<経済>は、労働と資本を提供し、その対価として賃金・利子などを得、欲しい財・サービスを購入する無数に多くの<家計>と、労働を購入し、資本を借用して財・サービスを生産する、これまた無数に多くの<企業>の集合として成り立っている。<家計>は財・サービスを消費することによって<効用>を得、労働することによりマイナスの<効用>を得る。<家計>の行動を律するのは、効用最大化の目標である。すなわち<家計>は、各々、自分の<効用>が最大になるように、提供する労働・資本と購入する財・サービスの量を決定するのである。」

 つまり、労働は財やサービスを得るための対価であり、できるだけ労働を少なくして得るものを多くするのが望ましい、そんな考え方が「経済」なのだということです。
そして、アメリカという国はそのような経済という考え方が定着する「合理性」という精神的な土壌があったと書かれています。

 そのアメリカの考え方が日本に深く根ざしてきたのは、やはり第二次世界大戦の敗戦後のアメリカによる日本進駐時代でしょう。
「海賊と呼ばれた男」を読んでいても、先週たまたま訪問した靖国神社の資料館を見てもそう思います。
敗戦後はGHQの指導により、いろいろな制度の変更とともに、従来からあった考え方の変化も求められ、学校教育の内容も変わりました。
そんな背景があって、日本における働くことに関する考え方の変化が起きたのだと思います。


では、もともと日本では「経済」という言葉はどういう意味だったのか、これについては明日お話したいと思います。




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仕事の報酬とは何か

2013年1月27日 日曜日

 1月18日(金)、19日(土)、小樽商科大学大学院での学びを実際の仕事で使える形でお伝えする研究報告会「経営に役立つ経営学のお話18」を開催しました。
先週からその時お話した中からトピックをご紹介してます。今日は「仕事の報酬とは何か」について考えます。

 小樽商科大学出身で現在、東京大学大学院教授である高橋伸夫先生は「虚妄の成果主義」(ちくま文庫 2010年 740円+税)の文庫版への補論で「仕事の報酬は次の仕事」といっています。

 報酬としての次の仕事は今の仕事よりより大きな仕事を。大きな仕事とは、より大きな成果がだせるような大きな予算がついた仕事、また、より多くの部下を使うべく昇進を伴った仕事です。

 つまらないどうでも良い仕事から始まり、仕事の様子をみながら、どの仕事なら任せられるかを見極めていく、そんな様子が書かれています。

 一方、ずばり「仕事の報酬とは何か」(PHP文庫 2008年 476円+税)というタイトルの本も出されている田坂広志さんは、仕事の報酬を次の4段階ととらえています。

・仕事の報酬は給料である
・仕事の報酬は能力である
・仕事の報酬は仕事である
・仕事の報酬は成長である

 給料は説明不要ですが、仕事をすると今までできなかったことができるようになる、つまり「能力」が身につく。またそうなれば、今までさせてもらえてなかった「仕事」をさせてもらえる。給料や仕事は無くなるかもしれないが、このように「成長」してきたという過程は決して失われることのない報酬である、と田坂さんは説明します。
(「仕事の思想」(PHP文庫 2003年 533円+税)より)




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組織力を高めるということ

2013年1月18日 金曜日

 今週は、本日18日(金)と明日19日(土)に行う、小樽商科大学大学院での学びを実際の仕事で使える形でお伝えする研究報告会「経営に役立つ経営学のお話18」の内容を、事前整理を兼ねながら投稿してきました。

 今回の報告会のテーマは、「社員のやる気と組織力の高め方」ですが、今、その資料をつくっているのですが、90分の時間では昨日までブログに書いたことを紹介するにもいっぱいいっぱいになりそうです。本来は、昨日までの話を踏まえ、組織力を高めることについて話を進めるつもりでしたが、来月に回すことになりそうです。

 今回の「社員のやる気と組織力の高め方」というテーマは人気が高く、多くの都合が悪くて出席できない方から参加したかったとの声をいただきました。
今月はこのテーマの「社員のやる気」に重点を置き、来月は「組織力の高め方」に重点を置こうと思います。


研究報告会のご案内

 私、一昨年4月より小樽商科大学大学院博士後期課程で学んでいますが、学びの成果を実際の仕事で使える形でお伝えする、研究報告会を開催しており、ご縁のあった方をご招待いたしてます。

 18回目の今回は、先月ご紹介した日本を代表する経営学者、高橋伸夫先生(東大大学院教授、小樽商大卒)の「ダメになる会社」に続き、「虚妄の成果主義」、「組織力を宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」を参考にしながら、昨年小樽商大百周年記念夏期集中講座(90分15講)で行われた高橋先生の講義内容をベースに、人はなぜ働くのか、仕事の報酬とは何か、「仕事ができる人」ではなく「仕事を任せられる人」をどう育てるかなど、組織力の高め方についてのお話を紹介します。

参考書
・「ダメになる会社」(高橋伸夫著 ちくま新書 2010年 740円+税)
・「組織力」(高橋伸夫著 ちくま新書 2010年 740円+税)
・「虚妄の成果主義」(高橋伸夫著 ちくま新書 2010年 740円+税)

・テーマ:「経社員のやる気と組織力の高め方」
・1回目:1月18日(金) 18:00〜19:30
・2回目:1月19日(土) 10:15〜11:45
(同内容ですのでどちらかにご参加ください)
・場所 小樽商科大学札幌サテライト中講義室
(札幌市中央区北5条西5丁目SAPPORO55ビル3階)

是非、下記リンクの案内をご覧のうえ、ご参加ください。
http://www.thinkweb.co.jp/misc/13011819seminar.php
途中参加でも問題のない構成ですので是非ご参加ください。

***来年2月の日程***
・2月22日(金)18:00〜
・2月23日(土)10:15〜
を予定しています。

 ご希望の方に毎月ご案内のメールをさしあげます。
こちらのメールフォームよりお知らせください。
http://thinkweb.co.jp/mailform/




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仕事の報酬とは何か より大きな仕事を作るために必要なこと

2013年1月14日 月曜日

 今週は、18日(金)、19日(土)に行う、小樽商科大学大学院での学びを実際の仕事で使える形でお伝えする研究報告会「経営に役立つ経営学のお話18」の内容を、事前整理を兼ねながら投稿していきます。

 今回の報告会のテーマは、「社員のやる気と組織力の高め方」ですが、今日は、「仕事の報酬とは何か」について整理します。
(報告会の詳細についてはこちらをご覧ください。 http://www.thinkweb.co.jp/misc/13011819seminar.php

 昨日紹介した「虚妄の成果主義」(高橋伸夫 ちくま文庫 2010年 740円+税)には、「文庫版への補論 成果主義ブームが去って」が加えられてますが、そこに「「仕事の報酬は次の仕事」の四つの意味」という記述があります。

 仕事の報酬は次のより大きな仕事であり、より大きな仕事とは、より大きな成果がでるような(予算などが)大規模な仕事であったり、より多くの部下が使える昇進後の仕事であると高橋先生はいっています。

 ここで見落としてならないことは、より大きな仕事をつくるためには、その会社の成長が必須だということです。会社が成長しなければ、仕事の量や質は頭打ちとなり、より大きな仕事を与えたくても予算もポストも埋まっている状態となります。

会社の構造と会計何度か紹介している「会社の構造と会計」の図ですが、仕事の報酬として、給料や賞与も必要ですがそれは費用であり、それらの増加は利益を圧迫します。
仕事の報酬として、会社がより大きな仕事を用意するためには、より大きな資産が必要であり、そのためには利益の積立による純資産の増加が望ましいのです。
この意味でも、会社はしっかりと利益を上げていく必要があります。

 なお、2011年4月17日の記事、「仕事の報酬とは何か」では、田坂広志さんの著書、「仕事の思想」(田坂広志 PHP文庫 2003年 533円+税)より、次のように書いています。

・以下4月17日の記事から引用
 

田坂さんは仕事の報酬の段階について、次のように書いています。

1.「仕事の報酬は、給料である」
2.「仕事の報酬は、能力である」
3.「仕事の報酬は、仕事である」
4.「仕事の報酬は、成長である」

1の給料は解説の必要がないでしょう。仕事をすれば今までできなかったことができるようになる、これは能力が磨かれ たことだというのが2の能力です。その能力をさらに磨いていくと、今まで取り組めなかったような面白い仕事、自分のやりたかった仕事に取り組めるようにな ります。これが3の仕事の報酬は仕事であるということです。

4の成長について、本の記述を抜粋します。

「すなわち、仕事を一生懸命にやっていると、
仕事のスキルやノウハウが身につき、仕事の能力が磨かれ、
ひとりの職業人として成長していくことは当然ですが、
実は、それだけでなく、ひとりの人間として成長していくことができるのです。
そして、その成長を実感し、その成長の喜びを味わうことができるのです。
ではこの「人間としての成長」とは何でしょうか。

それは、「こころの世界が見えるようになってくる」ということです。」

人間として成長すると、こころのせかいが見えるようになってくるのです。
たとえば、顧客の気持ちや職場の仲間の気持ちがわかるようになってくるのです。
そして、顧客の気持ちや仲間の気持ちがわかるようになると、
「うまく働くこと」ができるようになってくるのです。

なぜならば、「働く(はたらく)」とは、「傍(はた)」を「楽(らく)」にさせることだからです。」




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人はなぜ働くのか テーラーの間違い

2013年1月13日 日曜日

 今週は、18日(金)、19日(土)に行う、小樽商科大学大学院での学びを実際の仕事で使える形でお伝えする研究報告会「経営に役立つ経営学のお話18」の内容を、事前整理を兼ねながら投稿していきます。

 今回の報告会のテーマは、「社員のやる気と組織力の高め方」ですが、今日はまず人はなぜ働くのかについて整理します。
(報告会の詳細についてはこちらをご覧ください。 http://www.thinkweb.co.jp/misc/13011819seminar.php

 小樽商科大学出身の東京大学大学院教授、高橋伸夫さんは著書「虚妄の成果主義」(ちくま文庫 2010年 740円+税)(「文庫版への補論」が追加されているので文庫版がお勧め)の第3章「人が働く理由をしっていますか?」で、テーラーの科学的管理法、マグレガーのX理論、Y理論、ホーソン実験とメーヨー、レスリスバーガーの研究、ハーズバーグの動機づけ衛生理論、ブルームの外発的動機づけ、その弟子デシの内発的動機づけの研究などを例にとり、人が働く理由をたどっていきます。

 テーラーは人は元来怠け者であり、働きたがらないものだという前提で、怠業対策のために科学的管理法を持ち出し、それがマグレガーのX理論につながり、その思想は、工場労働者を単なるワーカーと位置づけ、作業の改善や管理はすべて管理者側が考えるという流れとなったと書かれてます。
米国のそのような流れに対し、日本では現場の作業者が改善に取り組み、1980年代にはジャパンアズNo.1と呼ばれる状況となります。
つまり、テーラーの前提、人は元来怠け者であるというのが間違いであり、デシの内発的動機づけにあるように、人は向上心を持ち、自らチェレンジしていくものだということです。

 また、外発的動機づけは、マイナスの外的報酬(作業環境の悪さなど仕事をする上でのマイナス面)には不満がでるという形で機能し、まさに、ハーズバーグが唱える、マズローのいう下位の欲求段階(生理的欲求や安全の欲求)が満たされなければ不満につながり、それを改善し不満がでなくなったとしても、それがやる気にはつながらず、やる気を導くためには上位の欲求段階(自己実現や尊敬欲求)が満たされなければならないとうことと、同じことをいってることになります。




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研究報告会(平成24年12月)のご紹介 10.経営者にはまっとうな人を 

2012年12月28日 金曜日

昨年4月より小樽商科大学大学院博士後期過程に通っていますが、そこでの学びを縁のある経営者達に伝える研究報告会を昨年7月より開催し、今月の14日・15日の開催で17回目となりました。
昨日に引き続き、その内容をご報告します。

今回の研究報告会は「経営者に求められる資質 「ダメになる会社」の経営者は?」というタイトルで、東京大学大学院教授である高橋伸夫先生の「ダメになる会社」(ちくま新書 2010年 740円+税)と、その高橋先生が講師をされた昨年小樽商科大学創立百周年記念、夏期集中講座「商学特講」をベースにしています。

経営者にはまっとうな人がなるべきであり、まっとうじゃない人については昨日書いたとおりです。
高橋先生は、「ダメになる会社」で経営者に求められる資質について、バーナードとウェーバーを例に語っています。

C・I・バーナードは「経営者の役割」で、リーダーシップの一側面である「決断力、不屈の精神、耐久力、および勇気における個人的優位性の側面」について、次のように述べています。
「それは行動の質を決定するものであり、人がどんなことをしないか、すなわちどんなことをさし控えるかという事実から、最もよく推察されるのものであり、尊敬と崇敬を集めるものである。」

つまり、「たとえ法は犯していなくても、うちの会社ではやらないのだ」、「たとえ会社の決定でも、私の首がつながっている間はやらないのだ」といったような良識、責任のある態度、姿勢なのであって、そこが尊敬と崇敬を集め、したのものがついてくるとバーナードは言っているのである。

と、高橋先生は書いています。

また、ウェーバーの話は、12月18日に「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に書いたように、
労働を天職だと考え労働に励み、そして質素にくらしたプロテスタント(新教)であるピューリタンの人達。営利の追求を敵視した彼らですが、彼らの勤勉性、そして質素な暮らしが結果としてお金を残し仕組みを産み出し、資本主義の誕生の源になった。
ということであり、資本主義は、商売に熱心なユダヤ人や華僑から生まれたのではなく、職業を天職として労働に励むピューリタンから生まれたということです。

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