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中小企業、小規模企業を考える視座としての「近接性」という概念 3

2019年4月14日 日曜日

昨日、4月13日の土曜日は、朝9時から同友会札幌支部第16期経営指針研究会の第1講が開かれ、それに出席しました。

このブログでは一昨日より「近接性」をテーマに書いていますが、昨日の研究会の席でも、その「近接性」を肌で感じてきました。

昨日もそうでしたが、同友会を見渡せばご夫婦や兄弟、親子で経営にあたっている会社が少なくありません。

そして、多くの場合、夫婦間、兄弟間、親子間での経営に関するコミュニケーションが不足していると感じているのではないでしょうか?
身近な関係になるほど、定期的な鍵などの公式的なコミュニケーション方法をとらず、究極には顔色などで気持ちを判断するようなことがあるのだと思います。

それはやはり改善すべきことで、弊社では、定期的なコミュニケーションの場を設けそれを進めるお手伝いをさせていただいています。

 

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中小企業、小規模企業を考える視座としての「近接性」という概念 2

2019年4月13日 土曜日

フランスの学者Torresは、規模が小さい会社ほど、中小企業の特徴である「近接性」が顕著であるといってますが、それは次のようなことでしょう。

一番規模の小さい会社とは自分一人でやっている会社です。
がんこ職人みたいなイメージで考えると、自分の経験を頼りに人の意見は聞かず自分中心というような仕事の仕方が想像できます。

1人での限界がくると、頼るのは配偶者や兄弟・姉妹、息子・娘など家族を頼りにします。自分という近接性から家族という近接性に若干広がった訳です。

家族だから、わざわざ言葉で伝えなくても、表情や声色など雰囲気で察してくれという暗黙の思いもあるのか、定期的な会議など明確なコミュニケーションの仕組みはできていません。

会社の資金繰りに困れば、いきなり外部である金融機関に頼るのではなく、まず自分、家計の財布、そして家族の財布をあてにします。

家族でも足りなくなれば、他人に働いてもらうようになります。
こうして近接性が広がっていけば、どうしてもきちんとした仕組みが求められるようになってきます。

本日、朝9時から夜の懇親会まで続く、北海道中小企業家同友会札幌支部経営指針委員会第16期経営指針研究会の1講目の講義に出席したのですが、参加者の皆さんのお話を聞いて、改めてこの近接性に納得したのですが、その話はまた明日。

 

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中小企業、小規模企業を考える視座としての「近接性」という概念

2019年4月12日 金曜日

中小企業の多様性については多方面から指摘されています。
しかし、ただ多様だというだけでは、中小企業はなんでもありということになってしまい、中小企業を語ることができなくなってしまいます。

多様な中小企業を束ねる一つの視点、視座はないものか?

そう考えていたところで、関西学院大学商学部の山口隆之教授の「中小企業経営の特徴と近接性」という論文を知りました。
https://kwansei.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=20395&item_no=1&page_id=30&block_id=84

その論文では、フランスのTorresが「近接性」という概念で中小企業を説明していることを紹介しています。 

Torresは中小企業の特徴はより小さな会社、小規模企業に表れると仮定していますが、「近接性という概念は、小規模企業の経営現象にみられる二つの側面、すなわち、心理的、空間的、時間的に、より近くの事柄を優先するという傾向、および閉じこもり孤立する、という傾向を同時に理解するのに役立つものである」とあります。

近接性とは家族関係や親友関係などにもみられることだと紹介されていますが、確かに恋愛関係の男女にとっては重要なことは相手のことであり、それ以外のことは蚊帳の外という相手を優先する面と、二人の間に他の人の入り込む隙をつくらない閉鎖性という2つの面があるように思えます。

この「近接性」という概念で小規模企業のふるまいをどのように説明できるかについては、明日以降お話しします。

 

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