今日は現預金以外の資産の現金化の話です。
貸借対照表の向かって左側「資産の部」には流動資産、固定資産、繰延資産が並んでいます。
現金や各種の預金は流動資産のトップに記載されています。
流動資産とは、現金化されることが目的の資産ですので、いずれ現金化するのですが、つけで販売した分である売掛金を得意先にお願いして約束より早く支払ってもらったり、さらには現金前払いでの取引をお願いして売掛金としないということもありえます。
固定資産は本来現金化する目的ではなく、長期(1年以上)に渡って保有する性質の資産です。
また各勘定科目に記載されている金額は簿価であって、その価格で誰かに売れる保証があるわけではありません。
最近、盛和塾の過去の機関誌を読んでいたら、経営危機におちいり、父で創業者である会長にバブル時に買った土地を簿価で買い取ってもらったという体験談がありました。このような現金化の手はありますね。
また、契約の見直しにより保証金を減額してもらうという話も聞いたことがあります。
少しでも多くの現金化のためには、今一度貸借対照表を見直してみることですね。
なお、固定資産売却に伴って、簿価との差額で発生した利益や損失分は損益計算書上の固定資産売却益や固定資産売却損に反映されます。
今、損益計算書の話をしましたが、商品やサービスを現金で買ってもらったら、つまり損益計算書の売上を増やすことによって現金を増やすことができるではないかという声があがりそうですが、それについてはまた明日。
皆様の励ましのクリック → 本当にありがとうございます。現在は北海道のカテゴリで13位前後です。
(現在、携帯でみるとバナーが表示されないケースもあります。そのさいはリンク先と表示された部分をクリックするかもしくはhttp://blog.with2.net/link.php?737084をクリック願います。
会社や家庭から上記のバナーを一日に一度クリックすることでポイントがカウントされてます。 ポイントの反映には30分~1時間ほどかかります。