Posts Tagged ‘経営計画研究会’
日曜日, 8月 31st, 2014
昭和45年ですから1970年に出版された末松玄六著「問題解決の経営」(ダイヤモンド社)という本を読んでいます。
この本の序には、
「企業の目的が、社会に有用な商品・サービスを提供することによって企業成長を促進することにあるのは明らかである。」
とあり、この目的を達成するためには、収益性、流動性、成長性、生産性、安定性、社会性の6つの基準が重要だとあります。
その最初、収益性については以下のように書かれています。
「企業が生きものである以上、市場経済の物価水準の中で実現できる価格からコストを差し引いた純利益が、投下した総資本に対して適正な比率を維持せねばならぬことは絶対の要請といっていい。」
事業というのは結果として儲かる儲からないというものではなく、そもそも儲からない事業というのは事業を行う意義がないと読めます。
これで思い出しのがサイゼリアの収益構造の話でした。
2011年9月27日のこのブログ記事「再びサイゼリアの収支構造について」に、次のように書いています。
「サイゼリアの売上を100とすると、原価は40%の40で、粗利は60となります。
その粗利60の40%、つまり全体の24%を人件費にあてます。(人件費率=人件費/粗利 24/40=60%)
粗利の残り60%ですが、これを20%ずつ3等分し(つまり全体の12%)、地代家賃、その他経費、営業利益に割り振ります。」
「大事なことは、どれだけの利益をあげるのかを最初にはっきりさせ、そのためにはどういう経費の使い方をするのかを決めていることです。
この構造にあてはまらない商売はしない、これを実現できる商品、サービスを開発し提供するという考えです。」

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土曜日, 8月 30th, 2014
8月18日に小樽商科大学の紀要「商学討究」第65巻第1号が発刊され、それには私が書いた「日本の中小企業における経営理念と経営計画の実態と業績に関する実証分析」が収録されています。その内容がPDFでインターネット公開され、だれでもダウンロードできる状況となりました。
要旨を以下に示しますので、ご興味のある方は下記のリンクからダウンロードしてご覧ください。
小樽商科大学学術成果コレクションBarrel http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp/handle/10252/5370
【要旨】
中小企業憲章において社会の主役と位置づけられる中小企業であるが,その多くは赤字であると推測される。企業は経営の目的である経営理念のもと経営方針,経営戦略をたて,経営目的の実現のため,経営計画のPDCAを回し戦略実施をはかる。このプロセスをマネジメント・コントロールという。その結果となる企業業績は様々な要素によって決まるものであるが,経営管理の諸制度,特に,マネジメント・コントロールの中心となる経営計画,さらには企業活動の根幹ともいえる経営理念の存在が企業業績に大きな影響を及ぼすと推測される。しかし,中小企業を対象にしたこのような経営管理制度に関する研究や,中小企業の経営実態や業績に関する研究の蓄積は少ない。また,中小企業の規模は様々であり,特に,中小企業の4分の3を占める小規模企業についても注意を払うことが肝要である。本研究では企業規模別に経営理念,経営計画の公開状況と業績との関係について実証分析を行った。その結果,経営理念,経営計画の公開と未公開では公開した会社の業績が高いことを確認した。さらに,小規模企業でも同様であることを確認し,小規模企業には効果がないとされる先行研究とは異なる知見を得た。この知見は多くの赤字に苦しむ中小企業への指針となりうる。
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水曜日, 8月 27th, 2014
中小企業家同友会全国協議会では「企業変革支援プログラムSTEP1」、そしてそのSTEP2を発刊しています。
これは、経営に関して5分野22項目にわたり、実践する仕組みができているかどうかを0から5までの6段階で問うSTEP1と、その点数を一段階レベルアップするにはどうしたら良いのかの手引きとなるSTEP2、というものです。
北海道中小企業家同友会札幌支部の白石厚別地区会では、このSTEP2を教材にそれぞれの会社の実践状況の情報交換・勉強の場の「企業変革支援プログラムSTEP2実践道場」を開いてましたが、今年度は、札幌支部経営指針委員会の主催で、今月より開催しています。
今月から1年間12回、毎月基本最終月曜日に開催するものですが、まだオリエンテーションが終わっただけですので、経営指針研究会修了者の参加大歓迎です。
費用は1年分で12,000円ですが、年間2/3の出席や1/2の出席でも、充分にもとがとれると思います。
経営指針研究会修了者でなくても、自社で経営理念を作り、経営計画立案できている会社、計画で悩んでいる会社でも、参加のご相談は承ります。
同友会で推進している「経営指針」とは、経営理念、経営方針、経営計画を成文化し実践するものです。計画の実践には販売や生産や人事など各業務分野での実行計画が必要であり、そのような仕組みができているかどうかを問うものが企業変革支援プログラムです。
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火曜日, 8月 26th, 2014
「心に描いたとおりになる」というけれども、ならない人も多いじゃないか、そんな声も聞こえます。
それに対する稲盛和夫さんの考え方を、講演記録や著作などから記憶を頼りに紹介します。
「宇宙の法則」のように、全ては良くなるようにできている。うまくいかないのは、うまくいかなくしているあなたの問題だ。
心に思っただけでそれが実現するわけではない。人生の方程式「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」にあるように、思い、考え方だけではなく、熱意が必要である。
なにがなんでもやる、そういういかなる格闘技にもまさる激しい燃える闘魂が必要で、誰にも負けない努力が要求される。
岩をも穿つ強い意志が必要だ。
京セラでは計画は必達だそうです。
経済環境はめまぐるしく変わります。その変化をできない理由にしていたのでは、いつまでたっても計画は実現しません。
どんな変化があろうとも、臨機応変に対応し、絶対に計画を達成するのです。
計画達成のためには、自分に対してだけでなく、部下に対しても厳しく、鬼のようにあたる勇気も必要だ。
記憶を頼りに書いたので、不正確な部分もあるかもしれませんが、基本は、「全てはうまくいくようになっているのに、ならないのは、そうしているあなたの問題だ」ということだと思います。
稲盛和夫さんの頭の中には、「頑張ったんだから、できなくてもしかたない」という発想はないと思います。
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月曜日, 8月 25th, 2014
昨日、「では、宇宙にある進化発展させていこうという力の流れとはどんなものか、それについては明日にします。」と書きましたので、稲盛和夫著「生き方」より、該当部分を引用します。
「宇宙の始まりにあたり、まずビッグバンで素粒子同士が結合した。それによって陽子や中性子、中間子が生まれ、それが原子核を形成して電子を取り込み、原子が生まれる。さらに、核融合を通じて多種の原子が生まれ、その原子同士が結合して分子をつくる。その分子がまた結合して高分子を形成し、高分子はDNAという遺伝子を取り込んで、『生命』を嘆賞させた。」
「さらに、その原始的な生命が気の遠くなるような年月を経て進化を重ね、やがて人類のような高度な生物を生み出すに至った。いってみれば宇宙の歴史とは、素粒子から高等生命体へと進化発展する、ダイナミックな過程であるともいえます。」
「つまり宇宙には、一瞬たりとも停滞することなく、すべてのものを生成発展させてやまない意志と力、もしくは気やエネルギーの流れのようなものが存在する。しかもせれは『善意』によるものであり、人間をはじめとする生物から無生物に至るまで、いっさいを『善き方向』へ向かわせようとしている。」
「森羅万象あらゆるものを成長発展させよう、生きとし生けるものを善の方向へ導こう、それこそが宇宙の意志であり、いいかえれば、宇宙にはそのような『愛』『慈悲の心』が満ちている。」
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木曜日, 8月 21st, 2014
去る8月19日、盛和塾【札幌】の勉強会のひとつである、「京セラフィロソフィ」を読み解く「分科会」がありました。
当日は、京セラフィロソフィ57番目の「心に描いたとおりになる」がテーマでした。
分科会で、なぜ「心に描いたとおりになる」のかをわかりやすく説明できるか、ということでトライしましたが、自分自身では納得していることであっても、第3者にわかってもらうような説明がすぐに出来ないということに気づきました。
そこで、再度、このブログで、「心に描いたとおりになる」のかの説明にチャレンジしてみます。
「思念は業をつくる」と言います。心に思ったことが業、原因の因、因果応報の因をつくり、そこから結果、因果の果が生まれます。
なぜ、思ったこと、思念が結果につながるのか?
スイスの哲学者アミエルは次の言葉を残しています。
意識が変わると行動が変わる。
行動が変わると習慣が変わる。
習慣が変わると性格が変わる。
性格が変わると運命が変わる。
結果というものは、何らかの行動があり生まれます。
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