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同じ時代に存在する時系列変化

2016年2月6日 土曜日

 例えば、小さな会社では、最初に経理担当者が置かれるようになり、次に営業担当者が置かれるようになるという話があります。

 今、世の中を見回してみると、当然、経理担当、営業担当社員がいる会社が多くありますが、同じ時代であっても、営業担当者のいない会社、経理担当のいない小さな会社も多数あります。

 表現を変えると、世の中には小さな会社から大きな会社まであり、そこでは小さな会社から大きな会社への時系列変化の過程が同時に存在するといえます。

 であれば、現代の最新の経営理論が通じる会社もあれば、50年前、100年前の理論が通じる会社もあるのではないかと思うのです。
まあ、時代が変わっても普遍的に通じることが真理と呼ばれるものですが。


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経営学と経営 その4

2015年12月14日 月曜日

 昨日、
「経営学にできることは、数多くの事例の中から原理原則を見いだすことと、
学ぶべきことの多い過去の事例を整理することでしょう。
では、このようなことは経営の役に立つのでしょうか?
もちろん役に立つという話は、また明日にします。」
と書きました。

 企業はそれ自体が千差万別ですし、それが置かれる環境もまた違います。
そのような状況でこのような場合はこうするといった類のハウツーで全てを語ることはできません。

 しかしながら、やはりそこには原理原則というものがあります。
その原理原則を踏まえて、その置かれた環境で臨機応変に対応していくことが経営なのでしょう。

 この話、もう少し続きます。




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経営学と経営 その3

2015年12月13日 日曜日

 昨日、
「経営学とはどんな学問で、それは経営に役に立つのでしょうか?」
と書きました。

 世の中には学者や研究者と呼ばれる人たちがいて、学問、研究をしています。
この学問や研究の結果が人類の知恵の蓄積となるものです。

 経営学の場合、こうすればこうなるという自然科学のような法則が明らかにされることはまれです。
なぜなら自分達の行動によって環境に変化が生じるからです。
自分達がベストだと考えた戦略を実行すれば、それに応じて競争企業や顧客も変化してきます。
そうなれば、その変化した環境での最善手をうたなければなりません。

 経営学と企業経営ということで考えれば、
企業経営にはその場その場での事情に応じた判断と行動が求められ、
それら個別事項全てを経営学の研究対象にするには無理があります。

 経営学にできることは、数多くの事例の中から原理原則を見いだすことと、
学ぶべきことの多い過去の事例を整理することでしょう。

 では、このようなことは経営の役に立つのでしょうか?
もちろん役に立つという話は、また明日にします。




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経営学と経営 その2

2015年12月12日 土曜日

 昨日、「経営学者はなぜ経営をしないのか?」について書きました。

 昨日も紹介した2012年8月26日のブログ記事「経営学と経営者」では、神戸大学名誉教授の石井淳蔵さんの言葉を以下のように照会しています。




 神戸大学名誉教授の石井淳蔵さんは著書「ビジネス・インサイト」(岩波新書、2009年,819円)で、次のように書いてます。
 「確かに、いろいろなプロのいる中で、経営学者ほど頼りにならないプロはいない。医者でも法律家でも、大学で教えることもできれば、実際に病気の治療や 裁判所で判決を下したり弁護をしたりする仕事ができる。ゴルフのレッスンプロでも、ゴルフ自慢の素人を教えることができる腕前をもっている。ひとり経営学者のみが、経営ができないにもかかわらず経営(学)を教えている。」




 実際、病気になり街の医者でも手に負えないとなると大学病院へ行きますが、会社の経営が悪くなって経営学部や商学部の先生に相談しに行ったという話は聞いたことがありません。

 では、経営学とはどんな学問で、それは経営に役に立つのでしょうか?
この話、また明日へ続きます。




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経営学と経営

2015年12月11日 金曜日

 昨年、ホリエモンこと堀江貴文さんが「コンビニの隣に小さな居酒屋スペース作ってセルフサービスするのどうだろう?コンビニ居酒屋どこかコンビニ始めてくれないかな。。。コンビニ居酒屋という新しいビジネスモデル」と発言したのに対し、一橋大学の楠木建教授が「ビジネスモデルじゃないだろう」と発言し、ホリエモンが一橋大学の教授はレベルが低い、学者はビジネスでは成功しないなどの内容のブログを書いて、論議を呼んだことがあったそうです。

 経営学者はなぜ経営しないのか?

 2012年8月26日のブログ記事「経営学と経営者」で、次のように書きました。




実際の経営、実務の世界と、学問の世界の違いを例えて言うならば、実務の世界はドスを持って喧嘩をする街のヤクザの世界で、学問の世界は、道場で木刀を持って試合をする世界だと言えます。

道場の剣術の師範が学者で、師範はときどき街中へ出ていき遠目からヤクザの喧嘩を眺めていますが、怪我したり死んでは困るので自ら喧嘩に参加することはありません。
それでもヤクザにドスの握り方や振り方のアドバイスや、喧嘩相手の弱点を教えたりすることはできます。

街のヤクザは喧嘩では剣術師範に勝てるかもしれませんが、道場で剣術の試合となると勝手が違います。なにより道場の門を叩いても入門を許されませんし、入門したとしてもその後の礼儀作法を覚えるのも大変です。

このような様子なので、なかなか実際に経営をしている経営者が学問の世界へ進むことはありませんでした。
現在、私は学問の世界に入門を許され、礼儀作法を身につけている最中です。この後、実際に木刀を持って剣術の稽古・試合をしてくわけですが、それを乗り越えて、やっと実務家自身が学者の世界で物をいうということが実現します。




この話、明日に続きます。




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経済学の考え方

2015年4月28日 火曜日

 昨日、経済学者の岩井克人さんの「会社はだれのものか」(平凡社 2005年)より、
「損失を出している会社は、社会的に価値がなく、死んでもらうよりほかはないということなのです。」
と引用しました。

 この本には、新技術を使った新しい企業は、「労働市場が完全雇用状態であるときには、旧い技術を使っていた生産性の低い企業を廃業させ、そこで働いていた労働者を引っ張ってくるよりほかはありません」とあります。

 ずいぶん冷たい物言いに感じますが、ヒト・モノ・カネの流れを理論的に解明するのが経済学ですので、そう考えればそのとおりです。
2014年9月7日のブログ「日本経済新聞瀬能繁編集委員の見識を問う」では、「生産性の低いサービス業の中堅・中小企業の退出を促し、人材を集約した競争力のある企業がさらに生産性を高め、賃金上昇につなげる。そんな構造改革の視点が地方創生にも要る。」という日本経済新聞の記事も紹介しました。

 しかし、組織をうまく運営するための経営学、その組織の中でも経済的事業体の商業行為を対象とする商学の立場に立てば、「損失を出している会社」もなんとか「利益を出す会社」にならないか、その方法を考え提言できないかと考えたいところです。




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経営学は経営の役に立つのか 3.経営学のできること

2014年11月14日 金曜日

 昨日、
「持っているりんごから手を離せば地面に落ちるのは、誰がやってもいつの時代でもそうでしょうが、ある会社の経営がうまくいった手法を別の会社が真似て も、また10年後に同じようにやっても経営がうまくいくとはいえません。「真理」の意味合いが自然科学とそれ以外では違う感じです。」
「こうしたら必ずこうなるという物理の方程式のようなものは経営学では成立しません。なぜなら、社会科学や人文科学は自然科学と違い、判断し行為をなす「人」が介在するからです。」
と書きました。
では、経営学は何ができるのでしょうか?実際の経営の役に立つのでしょうか?

 人生は有限ですから、その人生を有意義に過ごすためには、自分の経験だけではなく他人の経験に学ぶことが大事です。
人類誕生からの経験や底から得た知恵を整理し積み重ねてきたものが学問の世界で、学者はその知恵の塊に新たな知恵を付け加えのが仕事で、そうして知恵の塊が少しずつ大きくなってきています。

 経営についても同じように他の経験や知恵に学ぶことが有効です。
その際、個別の状況が違っても同じように使える経験・知恵と、あるケースではうまくいっても他のケースではその通りにならない経験・知恵とがあります。
後者の例があるからといって経営学が役に立たないという話にはなりません。

 続きは明日、「4.経営の原理原則」というタイトルで書く予定です。




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経営者の学びの場 4.経営学と経営術

2013年6月21日 金曜日

 「いかに上手く経営するかは経営術であって経営学ではない。本講義は経営学の講義であって経営術の話ではない」
私が大学に入った時、経営学原理という授業を受け、最初に聞いたのがこの言葉でした。

 学問の目的は真理の追求であり、真理とはいつの時代でも誰が考えても正しいことです。
ひるがえって経営ということを考えた場合、それは経営目的である理念、そして会社の内部環境と外部環境で、するべきことは変わってきます。
この意味で経営行為は真理の追求である学問とはなりえず、いわゆるアートであり、経営術だということでしょう。

 しかしながら、経営学が経営術の役に立たないかというとそんなことはありません。
経営術にも原理原則というものがあり、それには経営学が役に立ちますし、そもそも経営術の原理原則が経営学の対象となると考えます。

 昨日、北海道中小企業家同友会札幌支部西・手稲地区の例会があり、講師として呼ばれ、企業変革支援プログラムの紹介をしてきました。
その話のなかで、「利益は社会的貢献の原資である」という考えの解説で、
「企業の目的である経営理念を考えた場合、それはどうしても『世のため、人のため』というものとなる。『世のため、人のため』に役立つ商売であるならば、それは拡大していかねばならない。そのためには会社の資産も大きくして規模を拡大する必要があるが、そのためには毎期毎期の利益の積み立て、内部留保がどうしても必要となる」
と話しました。

 実は、この話は、「管理会計の基礎」(溝口一雄 中央経済社 1987年 3150円)という大学の管理会計の授業によくテキストとして使われている本に書かれていた内容に影響されています。
その「管理会計の基礎」には、次のような記述があります。

「経営者は何のために行動をしようとしているかといえば、企業をめぐるいろいろな利害関係をもった集団の利害をまとめ上げ、これらを調整しながら、企業の本質的な目的を追求していくものだといえる。いいかえると、経営者というのは、企業の精神を象徴しているものであるといっても過言ではない。」

「企業は社会がそれに何かを求めて生まれたものである。」「企業はそうした経済的要求を満足させるために、社会が作り出した社会的形成体であるから、この社会が要求する目的に応えなければならない。」

「企業は、経済的財を提供することによって、自らが生きてゆかなければならない。いわゆる『持続と存立』の道を求めて行動するものである。」「この目標は、具体的には(会社を)より大きくすることになる。」(括弧内は筆者追加)

経営者の行動の原理原則が示されていると思います。




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経営学と経営者 2.経営学を必要とする人

2012年8月21日 火曜日

 たとえば医学を考えた場合、医学を必要とする人は病気の患者さんであり、またその病気を治療しようとしている医者だといえます。
では、経営学の場合ではどうかというと、経営学を必要とするのは経営活動をしている企業や組織であり、またそれを経営している経営者であるといえるでしょう。

 医者の全員が医学を研究しているかというとそうではないでしょうが、しかし医学を研究しているのは医者であるということはいえるでしょう。これが経営の場合には、経営学を研究するのは経営者ではなく経営学者であるということになります。

 なぜ、経営学を必要とするはずの経営者が経営学を研究しないのでしょう。

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経営学と経営者

2012年3月24日 土曜日

 経営者の皆さんは毎日経営をされていますが、経営者になってから経営学をきちんと学ばれた方は少ないのではないでしょうか。学生時代に経営管理論や経営組織論などを学んだ方は多くても、実際の経営とは縁遠い学生時代では、経営者が経営学を学ぶ場合と比べ、得られるものが違っていると思います。

 私は現在、経営者の立場で小樽商科大学院博士課程に籍を置き、経営学(正確には商学)を学び研究しています。そこで感じることは、経営者にこそ経営学(商学)の知恵が有効だということです。?

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 学生、社会人、経営者の大きな違いはなんでしょうか。経営学や商学を学ぶ上での大きな違いとしては、
1.お客様から対価としてお金をもらう経験がある、意見の違う部下や上司と協調する、
2.雇用を守る義務を感じ、従業員へ給与を払い続ける
これらの経験の有無が学ぶ立場としては大きく違うとこだと思います。

? 学生時代は勉強することが主な仕事で、それはやるもやらぬも自分の意志次第です。第三者の意志は関係ありません。自分の思い通りにできる世界であり、上記の1や2は経験してません。

 社会人になると1の経験を積むでしょう。社会人を対象としたMBAも多くあり、実際の事例を取り上げ研究するケーススタディなども行われいます。仕事に活かす「術」として、経営学、商学を学ぶ人が多いでしょう。

 経営者になると、雇用を守る義務を負います。従業員の生活を守るためにの経営を維持発展させなければなりません。そのためには、経営者自身に、「何のために経営しているのか」、「自分の人生をどう生きるのか」、さらには「人生とは何か」という哲学的な思いが必要です。

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 「ビジネス・インサイト」(石井淳蔵、岩波新書、2009年,819円)という本には、次のような記述があります。
 「確かに、いろいろなプロのいる中で、経営学者ほど頼りにならないプロはいない。医者でも法律家でも、大学で教えることもできれば、実際に病気の治療や裁判所で判決を下したり弁護をしたりする仕事ができる。ゴルフのレッスンプロでも、ゴルフ自慢の素人を教えることができる腕前をもっている。ひとり経営学者のみが、経営ができないにもかかわらず経営(学)を教えている。」

 また、「やさしい経営学」(日本経済新聞社編、日本経済新聞社、2002年、648円+税)では、野中郁次郎さんは次のように書いています。
 「経営学を志す者には、基礎学問に裏づけられた幅広い知識の習得と、足しげく現場に通い概念を作り上げることとの間の往復運動が求められる。」

 つまり、経営学者は経営をしたことがないので、経営の現場に足繁く通い、現場を知らなければ駄目だということです。

 では逆に、経営者が経営学者と同じ土俵で話をするにはどうしたらよいのでしょう。
そのためには、経営者が、基礎学問にうらづけられた幅広い知識を習得し、経営の経験にもとづいた概念を作り上げることが必要となるのでしょう。

 私は自身の20年の経営経験とその間に見聞きした数多くの経営者の体験を持って、小樽商科大学大学院博士後期過程の門を叩きました。博士号が学会での活動の免許書といわれています。経営学者が経営の経験がないのであれば、経営の経験があるものが同じ土俵にあがり、意見を交換する。このことによって、経営学の進歩のレベルが一段階あがるものと考えます。

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「経営は哲学なり」(野中郁次郎 ナカニシヤ出版 2012年 2000円+税)という本で、野中さんは次のように書いています。
 「経営においては「これを行えば絶対確実」という絶対的法則もしくは普遍的方法論は存在しない。なぜなら、企業を取り巻く環境は、複雑な因果関係と偶然性に満ちており未来は不確実だからである。自称の絶え間内変化のなかでは、有効とされる既存の考え方や仕組み・方法論は陳腐化していく可能性をつねにもつ。過去の成功体験にとらわれすぎると、しばしば失敗するのはこのためである。」

 また、小樽商大大学院の後期授業でテキストにした「行為の経営学」(沼上幹 白桃書房 2000年 3300円+税)にも、支配均衡の及ばない世界(自分の思い通りにならない世界)では普遍法則は存在しないと書かれていました。

 つまり、経営においては「こうすれば必ず良くなる」という法則がないということです。では、経営学はどのように経営の役にたつのでしょうか?経営者が経営学を学ぶことは無意味なことなのでしょうか?

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 私は無意味でないと思うから博士課程に社会人入学しました。無意味でないというよりは、実際の経営を体験してきている経営者が経営学者と対等な土俵で情報交換することにより経営学が実際の経営に役に立つように一段とレベルアップするのではないかと考えています。

 囲碁や将棋の世界にも必勝法は無いでしょう。もし必勝法ができたとしたら、相手はそれを打ち破る方法を必ず考えてくるでしょう。こうしたら必ずこうなるという必勝のための普遍法則は無いのです。
しかしながら、定石というものがあり、これを学ぶことは囲碁・将棋の実力をつけるのに意味のあることでしょう。定石を知ることにより、局面局面での判断に間違いが少なくなると思われます。また、定石を学ぶという練習の時間が、相手の実力に関係なく自分の実力を育てるでしょう。

 経営において普遍法則が及ばない部分はあるが、自らを高めるための行為は絶対に有効であると私は考えますし、それがベースになり、経営全般の実力がアップしていくものだと考えます。そこにある原理原則、普遍法則を明らかにし、世に問いたいと考えています。

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 「不易流行」という言葉があります。松尾芭蕉の言葉だそうでうで、常に新しいことを求めていくのが俳句の本質だという意味だそうですが、一般には「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。」と解釈されています。

 経営においても「いつまでもへんかしない本質的なもの」をしっかり身につけた上で、「新しく変化を重ねているものをも取り入れていく」が大事であり、経営学を学ぶ上でも大事なポイントでしょう。

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 自動車を運転するには免許証が必要です。免許証を手にするためには自動車学校に通い、自動車の運転の仕方や交通法規、車の構造などを学び、試験に合格しなければなりません。そのようにしないと、交通事故が増え、社会の迷惑となるからです。

 では、会社経営はどうでしょう。経営に失敗すれば従業員は失業し、取引先やお客様にも多大な迷惑をかけることになります。しかしながら、会社経営には免許証はいらず(一部の業種を除く)、誰でもやろうと思えば始められます。しかしながら、開業後5年も持つ会社は半分程度という統計もあります。(最新の統計資料を調査中です。)

 経営者には、経営に必要な知識の習得とその実践が不可欠です。忙しく仕事をしていても経営ができていない若手経営者を見るたびに、将来が心配になります。私は機会がある度に、また小樽商科大学博士課程での学びを実際の経営に使えるようにお話する研究報告会を開くなど、できる限り啓蒙に努めています。このような動きが世に広がり、より多くの経営者がきちんと企業を維持・発展させていくことができる世になることが、世界の幸せにつながるものだと信じます。

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