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会社のお金はどこから生まれるのか

2019年9月3日 火曜日

昨日、
「例え会社のお金でも、無駄なこと、工夫すれば安く済むことに対して、必要以上のお金を使うことがもったいないと思う気持ちを皆が持つことが必要なのだと思います」
と書きました。

この話は、
1.会社のお金はどこから生まれるのか?
2.もったいないと思う気持ちとはどんなものか?
という二つの話に別れます。

今日の話は、まず1の「会社のお金はどこから生まれるのか?」についてです。

貸借対照表の右側が会社のお金の出所を表します。
それは負債と純資産からなり、負債とは人から借りたお金で返済の必要があり、純資産は簡単にいえば資本金と今までの利益の蓄積です。
借りたお金であれば返さなければなりませんし、資本金は中小企業であればそうそう増やすわけにもいきません。
となると使えるお金の出所は毎年の利益の蓄積ということになり、これは毎年の損益計算書の一番最後にある当期純利益がもとになります。

つまり、会社の使えるお金は、勝手に金庫や銀行口座に入っているものではなく、一生懸命に営業をして売上をあげ、経費を抑えて出した利益がもとになっているのです。

このように考えると会社の皆で造り出したお金ですから、昨日書いたように自分のポケットが膨らむような使い方はもちろん、何も考えずに高い買い物をすることも慎む必要があります。

 


 

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社内研修用 「会計の基本」3-2:資産の増減

2018年3月2日 金曜日

貸借対照表は借方(左側)に資産の部、貸方(右側)に負債の部、純資産の部があり、資産を購入する資金の内訳が他人から借りた負債と自分のお金である純資産だと昨日お話ししました。

資産の合計=負債の部合計+純資産の部合計となっています。

資産を増やすためには、負債、つまりお金を借りて増やすか、純資産を増やすしかないことが上の式からわかります。純資産を増やすには資本金を増やすか、税引き後の利益を利益剰余金として積み上げていくしかありませんが、増資はそうそうできません。

借入があれば返済しなければなりませんし、返済するということは現預金、つまり資産が減るということです。
また、資産のうち固定資産は毎年原価償却分簿価が減少していきます。

税引後の利益を利益剰余金として積み上げていかなければ貸借対照表はどんどん小さくなっていってしまうのです。

 

 

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管理会計が必要な理由2 現金の出所

2016年4月21日 木曜日

 昨日、「稲盛和夫の実学」(稲盛和夫 日経ビジネス人文庫 2000年 524円+税)より、
「儲かったお金はどこにあるのか?」
「利益から配当しなければならないというが、それだけの金がどこにあるのか?」
という稲盛さんの質問に対し、経理部長は、
「利益は売掛金や在庫、また設備など、さまざまなもに姿を変えているので、簡単明瞭にどこにあるといえるものではない」
「利益は手持ちの資金としてはなく、配当資金は銀行から借りる予定」
と答えたことを紹介しました。

 今日はこの背景について説明します。

まず、下に以前オートバックスとイエローハットの比較で使った貸借対照表を掲げますが、この貸借対照表は3つの部で構成されています。

貸借対照表

 

 

 

 

 

 

 

 左側(借方)が資産の部、そして右側(貸方)が負債の部と純資産の部です。
お金、現金は貸借対照表の左側、資産の部の一番上にあります。

貸借対照表の仕組みですが、右側(貸方)は資金の出所を示し、左側(借方)は資産の状態を示します。

 もう少し具体的に説明します。

資産は、大きく流動資産と固定資産にわかれ、流動資産は現金、預金、売掛金、在庫(材料、仕掛品、商品)などを含み、固定資産は土地、建物、機械設備などを含みます。
流動資産はお金に変わりやすいもの、固定資産はお金に変わりづらいものと理解できます。

負債は他人へ返済する必要のあるお金で、他人資本とも言います。
1年以内に返済が必要な流動負債、1年を超えて長期にわたり返済する固定負債に分けられますが、内容としては借り先が金融機関の借入金と、借入先が取引先の買掛金に大きく分けれます。

純資産は返済の必要のない自分のお金で、自己資本とも言います。
株主から払い込まれた資本金や、今までの利益の積み重ねである利益剰余金などで構成されます。

右側の負債(借りたお金)と純資産(自分のお金)が、どのような状態になっているのかが左側の資産に示されているのです。

 貸借対照表とは貸方’(右側)と借方(左側)が対照、つまりバランスがとれているという意味で、資産=負債+純資産という式が成り立ちます。
負債や純資産が増減するとそれに応じて資産が増減するのです。

 ですから、儲けたお金(利益剰余金、右側の純資産)が増えると、それに応じ資産は増えますが、資産は現金以外にも売掛金や設備なども含まれますから、経理部長の「利益は売掛金や在庫、また設備など、さまざまなもに姿を変えているので、簡単明瞭にどこにあるといえるものではない」という答えになるのです。

 

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