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稲盛経営哲学を因数分解してみる4 かくれ念仏

2014年1月22日 水曜日

 鹿児島大学「稲盛アカデミー研究紀要」第3号に掲載された吉田健一さんの「鹿児島時代の稲盛和夫 幼少時代から学生時代まで」という論文から、現在の稲盛経営哲学を構成している根っことなる考え方に影響していることを一つずつ整理してみたいと思います。

 昨日までに。稲盛和夫さんの父母、祖父母そして出生地についてご紹介しました。
今日は、稲盛和夫さんが小学校入学前に経験した「かくれ念仏」についてご紹介します。以下、敬称を略します。

 上記論文では、「生き方」(稲盛和夫 サンマーク出版 2004年)より、かくれ念仏に関する記述を抜粋しており、その主要な部分を以下に抜粋します。

「この感謝する心は、私の道徳観の根底を地下水脈のように流れているもので、そこには次のような幼児期の体験が深く作用しています。
 私の実家は鹿児島にありますが、まだ四つか五つのころ、父親に連れられて、『隠れ念仏』に同行したことがあります。隠れ念仏とは、徳川時代に薩摩藩によって一向宗が弾圧されたとき、信仰心の篤い人たちによってひそかに守り続けられた宗教的慣習で私が幼いころには、まだその習わしが残っていたものと思われます。
他の何組かの親子もいっしょに、日没後の暗い山道を提灯の明かりを頼りに昇っていく。みんな無言で、恐ろしいような神秘的な思いに浸されながら、幼い私も必死で父親の後をついていきました。
 昇った先には一軒の家があり、その中に入ると、押入れの中に立派な仏壇が置かれていて、その前で袈裟を着たお坊さんがお経を上げていました。小さなロウソクのがすう本灯っているだけので家の中はひどく暗く、その薄闇に溶け込むように、私はめいめい席を取りました。
子どもたちはお坊さんの後ろに正座させられ、静かに低い声で続くお経を聞いていましたが、読経が終わると、一人ずつ線香を上げて拝むようにいわれ、私もそのとおりにしました。
 そのとき、お坊さんが子どもたちに短い言葉をかけてくれたのですが、もう一度来るようにいわれた子どももいる中で、私はお坊さんから『おまえはもう、これでいい(来る必要が無い)、今日のお参りですんだ』と告げられました。
 さらに、「これから毎日、『なんまん、なんまん、ありがとう』といって仏さんに感謝しなさい。生きている間、それだけすればよろしい』といい、父に向かっても、この子はもう連れてこなくていいですよ、と”おすみつき”を与えてくれました。」

「それは私にとって最初の宗教体験ともいえる印象深い経験でしたが、その時に教えられた感謝することの大切は、私の心の原型をつくったように思います。そして、実際、いまでもことあるごに、『なんまい、なんまい、ありがとう』という感謝のフレーズが無意識のうちに口をついて出たり、耳の奥によみがえってくるのです。」

論文には、「かくれ念仏とは一般的には江戸時代に権力から禁止された浄土真宗(一向宗)の信仰を権力の目から逃れて信仰すること、またはそれを行う者や集団を指す。」と解説されています。




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