中国における儒教の影響17

 河田悌一著「定点観測:中国思想界の動向」(関西大学出版部 2011年)の第8章は、「21世紀と調和社会」というタイトルで2001年から2006年にかけての動きが記述されています。

2001年:「新世紀を迎えて」 中国共産党成立80周年
 経済格差や共産党幹部による汚職事件などの不祥事はさらに増え、経済犯、刑事事件はそれぞれ前年比24.9%増、26.5%増であった。こうした風潮のなかで、人びとの道徳観、倫理観の向上が何よりも求められた。

 中国でははるか諸子百家の時代から、学問としての哲学の目的は、真理を探究することではなく、人はいかに生きるべきかといった社会生活と政治に奉仕するものとして存在した。

2002年:「”三つの代表”と”小康”社会」 江沢民から胡錦濤へ
 2000年から鼓吹されはじめ、2002年を象徴するスローガンは、江沢民が主張する”三つの代表”であった。
これは中国共産党が「先進的生産力」「先進的な文化」「広範な人民の利益」の3つを代表しているし、代表すべきだというものである。

 秋11月の中国共産党第16回大会では、59歳の胡錦濤が総書記に選出された。

 11月4日に採択された中国共産党規約の改正案では、「”三つの代表”という重要思想」を追加し、それを毛沢東思想、小平理論とほぼ同格のものと認めた。

 これと同時に、江沢民は「小康社会を全面的に建設し、中国的特色ある社会主義事業の新しい局面を切り開こう」と訴えた。
”小康”とは、儒教経典である五経の一つ、「礼記」礼運編にみられる言葉で、理想の社会、ユートピアである”大同”に継ぐ「礼儀を用いて秩序が守られる社会、理想を目指す世の中」のことであり、1979年小平が大平首相と会見したさいに使った言葉であった。

 8月青島にて「”儒学とグローバリズム”国際学術シンポジウム」が開会。
「己の欲せざるところは人に施すこと勿かれ」「仁とは人を愛するものなり」「和を尊しとなす」「和して同せず」「天下を公となす」「世界大同」などといった儒教の教えが、優勝劣敗的なグローバリズムに対抗する「重要かつ豊富な思想的資源だ」とされた。

(以上、同書より抜粋要約)

 中国で急速に広まった稲盛経営哲学はまさに「人はいかに生きるべきか」を説くものです。




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