昨年書いた論文「ウォーターフォールモデルの起源に関する考察」のダウンロード数が1000件を越えました。

 世の中にコンピュータが誕生したのは、1946年アメリカのENIAC(エニアック)というコンピュータでした。弾道計算のためにアメリカ陸軍の要請でできたものです。
その後、いろいろなコンピュータが開発されましたが、当時のコンピュータはプログラムごとに電子機器の配線を変えるという作業が必要であり、使用目的が限定されたものでした。
1964年にIBMがSYSTEM/360を世に出しましたが、これが初の汎用コンピュータと呼ばれ、プログラミングすることでいろいろな目的に使える初めてのコンピュータとなりました。

 その時代のプログラミングは、プログラマー個人の職人芸的な作業であり、品質に問題があったり、納期に間に合わないなど種々の問題が発生しました。
米ソ冷戦を背景とした軍事需要もあり、このままではいけないということで、1968年当時の西ドイツでNATOの会議が開かれ、そこで初めて「ソフトウェア工学」という考え方が生まれました。

 そのような背景があり、アメリカ軍からミサイルからの衛星防衛システムなど大規模な軍事システム開発を請け負っていたTRW社では、基本設計、詳細設計、プログラム設計、プログラミング、テスト、運用という逐次開発型のソフトウェア開発を行っていました。

 しかし、1970年にTRW社に属しているウインストン・ロイスは論文で、この逐次開発型の開発モデルを紹介し、これではうまくいかないということで、その改善点を示しました。

 この逐次開発型の開発モデルの図が、滝が流れ落ちるような図であったため、1976年、やはりTRW社に属するベルとセイヤーが出した論文で、そのモデルを「ウォーターフォール(滝)」と名づけました。

 そして、1981年、その後ソフトウェア界での大御所となるベーム(やはりTRW社に属しています)が、ウォーターフォールモデルの例として、ロイスの1970年の論文の図を取り上げ、オリジナルはロイスであると書いたために、1970年のロイス論文が、ウォーターフォールという言葉は1度も使わず、また、ウォーターフォール型開発ではうまくいかないと言っているにもかかわらず、ウォーターフォールモデルの出所であるという誤解が生まれました。

 2012年の後期にとった大学院の授業レポートとして、上記のことを調べ、それを2013年2月に小樽商科大学の紀要である「商学討究」に投稿し、査読審査で書き直した後、採用され、2013年8月に小樽商科大学学術成果コレクション・バレルでこの論文「ウォーターフォールモデルの起源に関する考察」がダウンロードできるようになりました。
(ダウンロードはこちらから http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp/handle/10252/5163

 それから、先月2014年5月までに少なくとも1000件以上のダウンロードがあり、人に読んでもらっているという嬉しさと責任感を実感しています。




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