JR西日本の経営理念

2005年4月に福知山線脱線事故を起こし多くの犠牲者をだしたJR西日本の前社長が、事故調査委員会の委員に働きかけ事前に情報を入手したり、ATSに関する記述を改めるよう求めたりしたとの報道がありました。

JR西日本の現在の経営理念では、冒頭に、
「私たちは、お客様のかけがえのない尊い命をお預かりしている責任を自覚し、安全第一を積み重ね、お客様から安心、信頼していただける鉄道を築き上げます。」
とあります。
(JR西日本IR情報 http://www.westjr.co.jp/company/

しかし、これは事故後に改定されたもので、それ以前は、私鉄との競争を意識したスピード・効率優先の経営理念だったそうで、安全諮問委員会の提言を受け、上記のように改定したようです。
(安全諮問委員会 中間とりまとめ (平成18年7月25日) http://www.westjr.co.jp/shimon/pdf/shimon_07.pdf

このブログで心(考え方)が行動をつくると繰り返し話していますが、JR西日本の事例を見ているとつくづくそうだなと感じます。

インターネットで以前の経営理念を探していて、神戸新聞社のサイトに以下の記述を見つけました。
「 「売り上げの増加」「業務の効率化」「同業他社を凌(しの)ぐ」…。一九八七年、JR西日本が発足後、すぐに作成した経営理念には利益や効率を重視する言葉が並んだ。国鉄から民間企業へ。社員の意識改革を促すため、理念は名札の裏や給料袋にまで刷り込まれ、尼崎脱線事故が起きるまでは毎朝、職場ごとに唱和してきた。」
(神戸新聞社 安全は築けるか〜検証。JR西日本 http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/jr_amaren/200604anzen/03.html

毎日毎日、「売り上げの増加」「業務の効率化」「同業他社を凌(しの)ぐ」…と唱和し、そこには安全第一という言葉はなかったようです。このような心(考え方)がつくる行動が事故の原因につながったのでしょう。

JR西日本の旧経営理念は次のとおりでした。
「JR西日本は、人間性尊重の立場に立って、労使相互信頼のもと、基幹産業としての鉄道の活性化に努めるとともに、地域に愛され、ともに繁栄する総合サービス企業となることをめざし、わが国のリーディングカンパニーとして、社会・経済・文化の発展、向上に貢献します。」

確かに「安全」の文字はありません。

本日までの投稿記事のタイトルを右のページ欄にある「過去投稿タイトル」にまとめてあります。ご参考にどうぞ。

皆様の励ましのクリック →?  本当にありがとうございます。
(現在、携帯でみるとバナーが表示されないケースもあります。そのさいはリンク先と表示された部分をクリックするかもしくはhttp://blog.with2.net/link.php?737084をクリック願います。
会社や家庭から上記のバナーを一日に一度クリックすることでポイントがカウントされてます。 ポイントの反映には30分~1時間ほどかかります)

Think! ITで元気をサポート 有限会社シンク 小椋俊秀

Tags: ,

Leave a Reply