中小企業におけるマネジメントコントロールの実態

 本日、小樽商科大学大学院の研究会があり、ここ一ヶ月の研究状況の報告をしてきました。
現在は、京都大学経済学研究科経営管理大学院教授の澤邉紀生さんと熊本学園大学大学院会計専門職研究科専任講師の飛田努さんによる「中小企業における組織文化とマネジメントコントロールの関係についての実証研究」(日本政策金融公庫論集 第3号 2009年)という論文について研究しています。

 マネジメントコントロールについては、今年の6月20日の「マネジメント・コントロールとは」とその翌日6月21日の「マネジメントコントロールの実際」でとりあげていますが、そこで、次のように書いています。

 「組織はその構成員から成り立ちます。その構成員には役割があり、またそれに応じた権限があります。
会社という組織の目標達成のためには、構成員である社員それぞれが目標に向かって成果をだす必要があります。部や課という集団、そして社員個人個人が会社の目標に合致した行動をとっているのか、とっていない場合はそれをどう修正していくのかということが求められ、これらの課程を「マネジメントコントロール」というのだと思います。」

 上記の論文では、「マネジメントコントロールとは、組織目的の達成に向けて組織構成員を動機付け、望ましい行動を実行するように誘導するプロセスのこと」と定義しており、経営理念など価値規範にもとづくもの、管理会計など財務数値にもとづくもの、人事制度や内部牽制制度など、組織を望ましい行動に誘導するさまざまな仕組みをさして、マネジメントコントロールといっています。

 そして、中小企業におけるマネジメントコントロールの実態はほとんど解明されていないといっています。ここが解明されていなければ、中小企業の経営を良くするための方法を論ずることができません。私のすべき研究の方向が明確になりました。

?

?

 皆様の励ましのクリック →?  本当にありがとうございます。
現在は北海道のカテゴリで24位前後です。。

(現在、携帯でみるとバナーが表示されないケースもあります。そのさいはリンク先と表示された部分をクリックするかもしくはhttp://blog.with2.net/link.php?737084をクリック願います。
会社や家庭から上記のバナーを一日に一度クリックすることでポイントがカウントされてます。 ポイントの反映には30分~1時間ほどかかります)

タグ: , ,

コメント / トラックバック2件

  1. Tsutomu TOBITA より:

    たまたまgoogleで発見したので,コメントを。論文を書いた本人です。
    まだ研究途上の論文を拝読頂き,ありがとうございます。
    まだまだ中小企業のマネジメントコントロール研究は進んでません。
    私も熊本県の中小企業の管理会計実務について研究を進めてますが,なかなか実態が掴みづらいところです。ただ,もしご参考になるようでしたら,下記の論文を書きましたので,ご参考までに。
    「熊本県内中小企業の経営管理・管理会計実践に関する実態調査」熊本学園大学付属産業経営研究所『産業経営研究』第30号

    また機会がありましたら,よろしくお願いします。

  2. 小椋 より:

    飛田先生、コメントありがとうございます。
    論文著者ご本人からコメントをいただき、驚いています。
    私は今年の4月に博士後期過程へ社会人入学したばかりで、まだ右も左もよく分からない状況です。
    その中で先生の論文を拝読し、方向性が見えてきたと感じています。
    あつかましい話ですが、これをご縁に今後ともよろしくお願いできれば幸いです。
    新しい論文を含め、今後も勉強させていただきます。
    今回はコメントをいただき、誠にありがとうございました。

コメントをどうぞ