マネジメント・コントロールとは

 昨日に引き続き、「アメーバ経営学:理論と実証」(アメーバ経営学術研究会編 丸善 2010年 2800円+税?)に収録されている元神戸大学大学院教授・谷武幸さんと大阪府立大学准教授・窪田祐一さんの「アメーバ経営導入による被買収企業の組織変革:チェンジ:エージェントの役割」という論文の紹介です。

 稲盛和夫さんがJALの再建に乗り出し、3月決算で黒字をだすようになりました。アメーバ経営の導入やや京セラフィロソフィの教育を行っているそうですが、同じ組織なのにどうしてこう変われたのでしょうか。また、アメーバを導入すればどの会社も高業績となるのでしょうか。これらの疑問を解決するために、京セラが赤字企業を買収し黒字に変えたケースを論じている論文を検証しています。

 谷・窪田の上記の論文には、「被買収企業へのアメーバ経営の導入は、新たなマネジメントコントロール・システムの構築・運用を意味する」とあります。

 マネジメントコントロール・システムとは何でしょう?

 慶応大学ビジネススクールの山根節研究室のサイトには、「マネジメントコントロールシステムとは、広義には戦略計画を実行に結びつけるための組織を動かすすべての仕組を指し、狭義には管理会計情報システムを意味します。」とあります。

 さらに、「マネジメント・コントロールとは、戦略立案 ( Strategic Planning ) されたものを、組織的に実行(Operation)していくためのシステム設計、および実行の指揮を指します。ここで戦略とは、「組織が環境との関わり方について描いた長期的な基本設計図」のことです。」であり、
「かつて米国では、マネジメント・コントロールとは主として管理会計システムによる部門管理のことを指していました。しかし日本では、管理会計は二の次でありました。顧客満足や品質向上が先決であり、収益は結果として付いてくるものと考えられていました。数値を強く意識するものの、黒子として扱われたのが日本的経営の特色でありました。」という背景のもと、
「こうした日本的経営が1990年前後に世界から注目された時、マネジメント・コントロールの概念が大きく変わりました。単なる数値を使った管理システム論から、組織目標を実行につなげていくために、人々の協働を引き出す総合的なシステムおよびプロセス論へと変化したのであります。」とあります。

 つまり、マネジメントコントロール・システムとは「人々の協働を引き出す総合的なシステム」ということです。これを伊丹敬之さんは、「下位者に対して権限委譲された業務プロセスのコントロールや意思決定を、さらに上位者からコントロールすること」と説明しています。

?

?

?

?

?

?

 皆様の励ましのクリック →?  本当にありがとうございます。
現在は北海道のカテゴリで22位前後です。。

(現在、携帯でみるとバナーが表示されないケースもあります。そのさいはリンク先と表示された部分をクリックするかもしくはhttp://blog.with2.net/link.php?737084をクリック願います。
会社や家庭から上記のバナーを一日に一度クリックすることでポイントがカウントされてます。 ポイントの反映には30分~1時間ほどかかります)

タグ: , , , , , ,

コメントをどうぞ