現在の中国の経済成長が始まったきっかけは、40年ほど前となる1978年の鄧小平の改革開放が最初のきっかけですが、もうすぐ30年の記念日がくる1989年の天安門事件でそれは下火になり、2つめのきっかけとなるのが、1992年鄧小平が「改革開放を加速せよ」と言った南巡講話です。
中国は市場経済という資本主義で行われている制度で社会主義を実現するという社会主義市場経済に舵を切りましたが、それは稲盛和夫さんをして「世界でも最も『強欲な資本主義』の道を突き進んでいる」といわしめました。
マックス・ウェバーは「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という本を書きましたが、本来資本主義に求められる倫理観が、文化大革命で儒教を始めとする古典的な倫理観を排除した中国にはなく、それをして稲盛さんは「強欲な資本主義」と言ったのだと思われます。
5月27日の北海道新聞朝刊「天安門後30年の暗路」という特集の「改革派学者李偉東氏に聞く」というインタビュー記事で「中国は社会主義とは名ばかりの、官僚による縁故資本主義になり、対外的には覇権を争う『赤い帝国』になった」とあるのは、儒教以前から存在する祖先崇拝の名残が縁故主義として残っているのに加え、ソ連の社会主義でも起こった官僚の不正があり、それに加えて上記の稲盛さんの「強欲な資本主義」という考えもあって「縁故資本主義」という表現になったのかと思います。
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