昨年4月より小樽商科大学大学院博士後期過程に通っていますが、そこでの学びを縁のある経営者達に伝える研究報告会を昨年7月より開催し、今月の14日・15日の開催で17回目となりました。
昨日に引き続き、その内容をご報告します。
今回の研究報告会は「経営者に求められる資質 「ダメになる会社」の経営者は?」というタイトルで、東京大学大学院教授である高橋伸夫先生の「ダメになる会社」(ちくま新書 2010年 740円+税)と、その高橋先生が講師をされた昨年小樽商科大学創立百周年記念、夏期集中講座「商学特講」をベースにしています。
「ダメになる会社」では、経営者とはどんな人か、会社は誰のものかということを、会社法を紹介しながら解説しています。
2章がその部分なのですが、大会社むけの解説なので、私独自に中小企業向けの解説を簡潔にします。
2005年に改正された(2006年施行)会社法では、株式会社もいろいろな組織形態をとれるようになりました。
会社の役員とは、取締役、監査役、会計参与をさします。このうち、監査役、会計参与は置かないこともできます。
取締役は複数おくことができ(ひとりでも可)、取締役会で代表取締役を選任します。
執行役員というのは、会社の方針に従って業務を担当する役割であり、経営には参与しないので会社法でいう役員ではありません。
この取締役ですが、その選任・解任には株主総会での承認が必要です。
会社経営というと、通常、社長を中心に運営されていますが、その社長は取締役(多くは代表取締役)であり、その取締役となるためには株主の承認が必要であるということです。
このような背景で、会社は株主のものという考えが広まっているものと思われます。
なお代表取締役は複数置くことも可能です。
通常、社長の名刺には、「代表取締役」という肩書きがあるのが普通ですが、これは代表取締役が一人であり、社長がそれであることを示します。
これに対して、「代表取締役社長」という肩書きであれば、他にも「代表取締役」、例えば「代表取締役会長」などがいると推測できます。
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