2011年8月6日 のアーカイブ

入学試験の成績と入学後の成績に相関関係はあるか

2011年8月6日 土曜日

 質問、「入学試験の成績と入学後の成績に相関関係はあるか?」、答え、「無い」

 昨日から小樽商科大学で夏季集中講義が始まりました。今年は小樽商大の創立100周年ということで集中講義にも小樽商大にゆかりの深い先生を招いているようです。私が受講している科目「商学特講」は、小樽商大出身の東京大学大学院教授である高橋伸夫先生が担当されます。(この科目、本来学部3・4年生の配当科目のため、博士後期過程の私は受講資格がなく、もぐり学生です。(受講することは学校、そして高橋先生にお話しています。))

 冒頭のQ&Aは、授業でとりあげられた話の一つです。どうして相関が無いのかというと、入学試験という選抜で成績上位の人たちしか入学していないからです。入学試験を受ける人たちであれば成績上位の人から下位の人までいる正規分布かもしれませんが、入学を許されるのはある一定基準以上の成績の人で、それは正規分布ではなく「J字型分布」というものだそうです。(定員割れの全入の学校の場合は当てはまりません)

 実際に上級職で選抜された国家公務員の勤務評価は、特に優秀が1.1%、優秀が22.6%、標準が75.9%で、標準未満は0.4%だったそうです。また、大手自動車メーカでの5段階評価は、Aが10%、Bが20%、Cが30%、Dが40%で、Eはほとんどいない、という結果だったそうです。

?

?

 さて、そのようなことが頭に入れて考えてみると、次のことに気がつきます。
よく経営者の話に「2:6:2」の話がでてきます。組織の2割はみこしを引っ張るできる社員で、6割がみこしを担ぐ普通の社員、残りの2割はみこしにぶら下がるぱっとしない人。そして、ぱっとしない2割を切ったとしても、また自然と2:6:2になる、そんな話です。しかし、上述の話を考えると、「2:6:2」の話が嘘だということがわかります。「2:6:2」の話をする経営者は、みこしにぶら下がる社員がいてもしょうがないと自らに言い聞かせるためにしているのか、そうでなければ、入社時に何の選抜もせずに採用しているということになります。

 授業で高橋先生は「経営学者は経営者が腑に落ちる話をしなければならないと思っている」とお話されていました。今回の講義のテーマは「組織力を育てる経営」で、この講義を聞いている経営者が私ひとりである贅沢さを感じています。集中講義は90分1コマ授業が全部で15コマ、来週の木曜日の1週間行われます。授業で聞いた「腑に落ちる話」をこのブログでご紹介しようと思います。

?

?

?

 本日までの投稿記事のタイトルを右のページ欄にある「過去投稿タイトル」にまとめてあります。ご参考にどうぞ。

 皆様の励ましのクリック →?  本当にありがとうございます。
現在は北海道のカテゴリで22位前後です。。

(現在、携帯でみるとバナーが表示されないケースもあります。そのさいはリンク先と表示された部分をクリックするかもしくはhttp://blog.with2.net/link.php?737084をクリック願います。
会社や家庭から上記のバナーを一日に一度クリックすることでポイントがカウントされてます。 ポイントの反映には30分~1時間ほどかかります)